Netatalk マニュアル

インストール

【警告】 以前のバージョンからNetatalk 4にアップグレードする前に、 このマニュアルのアップグレードの章を必ずお読みください。

Netatalk の入手の仕方

この件の最新の情報は netatalk のホームページ を一読いただきたい。

バイナリーパッケージ

Netatalk のバイナリーパッケージは、いくつかの Linux、BSD、Solaris ディストリビューションに含まれている。通常の配布元も見たいだろうと思う。

既知の Netatalk パッケージのリストは Repology の Netatalk ページ を見るとよい。

第三者が提供しているパッケージ リポジトリも参照する手もある。例えば、Red Hat 派生 Linux ディストリビューションの為の rpmfind、 Solaris 系 OS の為の OpenCSW、そして macOS の為の HomebrewMacPorts

ソースパッケージ

tar で固めた Netatalk 安定版ソースコードは GitHub の Netatalk リリースページにある。

ソースコードは Netatalk Git リポジトリ からも入手できる。

ソースコードから Netatalk をビルドする方法については インストールクイックスタート を参照のこと。

前提条件

Netatalk は、いくつかのサードパーティのライブラリとユーティリティに依存している。Netatalk をビルドする前に、いくつかの必須パッケージをインストールする必要がある。さらに、機能を強化するためにいくつかのオプションパッケージをインストールすることができる。

必要なサードパーティソフトウェア

CNID データベースバックエンド一覧

At least one of the below database libraries is required to power the CNID scheme of your choice.

任意のサードパーティソフトウェア

Netatalk はその機能性を拡充するために以下のサードパーティソフトウェアを使用することができる。

Netatalk の起動と停止

Netatalk ディストリビューションには、コンパイル前にビルド システムに指定されたオプションに応じて調整される、オペレーティング システム固有の起動スクリプト テンプレートがいくつか付属している。現在、テンプレートは、一般的な Linux ディストリビューション、BSD バリアント、Solaris 派生、および macOS 用のプラットフォーム固有のスクリプトに加えて、systemd、openrc 用に提供されている。

ソースからビルドする場合、Netatalk ビルド システムは、どの initスタイルがプラットフォームに適しているかを検出しようとする。また、with-init-styleオプションを指定して、必要な特定のタイプの起動スクリプト をインストールするようにビルドシステムを構成することもできる。構文については、ビルド システムのヘルプテキストを参照してください。

新しい Linux、*BSD、および Solaris のようなディストリビューションが定期的に登場し、上記の他のシステムの起動手順も変更される可能性があるため、起動スクリプトを盲目的にインストールするのではなく、まずシステムで機能することを確認することをお勧めする。

Linux ディストリビューション、RPM、または BSD パッケージなどの固定セットアップの一部として Netatalk を使用する場合は、おそらく適切に準備されているだろう。したがって、前の段落は、Netatalk を自分でコンパイルした人にほとんど当てはまる。

次のデーモンは、使用するスタートアップ スクリプト メカニズムによって起動する必要がある:

スタートアップ スクリプトがない場合は、このデーモンを直接 (root として) 起動し、使い終わったら SIGTERM で終了することもできる。

さらに、構成ファイル afp.conf が適切な場所にあることを確認してください。 netatalk -V コマンドを実行すると、netatalk がファイルの場所を予測しているかどうかを問い合わせることができる。

AppleTalk サービスを実行する場合は、atalkd デーモンに加えて、オプションの papdtimelorda2boot デーモンも起動する必要がある。詳細については、このマニュアルの AppleTalk の章を参照してください。